管理栄養士
2019年度入職
岡山博愛会病院 勤務
食事で人を元気にしたい、栄養のスペシャリストを目指して
自分の作った料理で人を笑顔にできる点がとても魅力的で、食に関わる仕事がしたいと子どもの頃から思っていました。学生時代、運動部のマネージャーを経験し、スポーツと栄養の関わりについて興味をもちはじめ、進路相談等で管理栄養士としての仕事を知っていくうちに、食生活で困っている方へ食事・栄養を通して健康をサポートする手助けをしたいと思うようになったことがきっかけです。
また、「食事もひとつの治療薬」というように、健康に生活していく上での食事の大切さを知り、栄養満点のおいしい食事で人を元気にしたいと思い、目指すようになりました。
患者さんから「ここの食事はおいしくて毎食楽しみ」「栄養指導を受けて良かった」等実際に声をかけていただいたときや、介入した患者さんの栄養状態が改善したときにとてもやりがいを感じます。特に栄養指導に関しては、結果が数値上で目に見えにくいことも多く、長期的な食事療法が必要です。その中で、どうしたら患者さんが食事療法に前向きになってくれるか、どのようなことなら生活に取り入れられるか等一人ひとりに合った内容を考えながら指導をしています。
また、多職種に必要とされていると感じたときにもやりがいを感じます。医療現場では「多職種連携」が必要不可欠で、患者さんが元気になるようにという同じ目標に向かって日々取り組んでいます。信頼されて相談される機会が増えると頑張ろうと思えます。
管理栄養士課程では、臨床栄養や食品学等様々な観点から栄養について学ばなければならないため、大変だと思います。しかし、実際の医療現場ではその専門知識をフルで活かした栄養のスペシャリストとしての働きが必要になってきます。また、相手に伝えるためには、自分自身が食に興味をもっていること、そして、人の健康をサポートする仕事であるため自分自身が健康であることが大切です。
管理栄養士の仕事は、一言でいうと「食事・栄養についてのアドバイスをすること」です。食に興味をもって、自己管理をしながら、しっかり勉強をすることが管理栄養士になるための一歩だと思います。